名谷コープタウン

公団は当初、ユーザー募集に際してグループ単位申込方式をとったが、組合結成不能な少人数グループが多数申し込まれ、なおかつ規模に不足する人数は個人申込として募集され、その後公団やコーディネーターによって調整される。タイプ・とタイプ・の中間タイプとなった。

計画内容の特徴

建物のデザインは個性を持たせ、トータルなイメージづくりをねらっている。屋根には傾斜をつけることを共通させ、形態、外装材、色彩は自由とした。

共用部分、施設などのの特徴

タウンコモンは植樹スペースを充分にとった開放的なもので自然に近いイメージを出している。集会所は多目的利用が可能で明るくて親しみやすいデザインになっている。

事業費など

1.総事業費 24億6,120万円
2.土地費 10億9,180万円
3.工事費 13億6940万円
4.戸当たり平均費用 3,080万円

所在地 神戸市須磨区神の谷5丁目
総戸数 80戸
竣工年月 昭和57年8or12月
募集から入居までの期間 1年11ヶ月
事業主体 住宅・都市整備公団関西支社

コープタウン松が谷

東京都住宅供給公社が初めて手がけたコープ住宅で、我が国のコープ住宅としては最大の規模。 公団のタイプ・に相当する手法で実施された。 “マイタウン東京構想”の重点施策の1つである。

“マイタウン東京構想”の一環として、東京都住宅供給公社が主体となり、コープ住宅推進協議会メンバーやユーザーが実現に向け一丸となって進めていったこと。

計画内容の特徴

多目的共用室を各棟2カ所ずつ、計14カ所設けている。全体の基本設計(配置等)が提示された。住戸内については、14タイプの標準設計があり、そのままのプランでもかまわない。

住戸位置の決定方法

参加者は、棟とその中の住戸タイプは決められており、住戸タイプが同じ者の間で話し合い、抽選等で住戸位置の決定。 土地費で住戸の評価差を出している。

計画プロセスの特徴

配置計画や構造、水回りの固定部分等は企画者側で提案し、ユーザの承認を得てから事を進めていった。間取り、仕上げについてはユーザの自由である。共有部分もユーザーの意見が尊重されている。

参加者の募集方法

都公社による一般公募。

所在地 東京都八王子市松が谷
総戸数 142戸
竣工年月 昭和59年3月
募集から入居までの期間 2年0ヶ月
敷地面積 18,732m²
事業主体 東京都住宅供給公社
コーディネーター コープ住宅推進協議会
戸あたり平均費用 3,380万円

コープタウン初雁

公団グループ分譲住宅制度のタイプ・。4ブロックに敷地を分割し、各々に1グループの計4グループを募集した。グループ結成に時間を要し、計画を2期に分割して実施。埼玉県下初のコープタウン。

コーポラティブ方式に対する理解度の低いことと、規模が大きかったためグループの結成が進展せず、計画達成が危ぶまれた。しかし、コーディネーター、事務所の頑張りでコープタウンがが完成。

計画内容の特徴

タウンハウスによるコープタウン(グループ数4)。

住戸位置の決定方法

抽選。

計画プロセスの特徴

グループの結成に時間を要し、1グループ未完の状態で工事着手。残された1グループは4ヶ月遅れで完成。

参加者の募集方法

一部の新日鐵の社員以外は、チラシ、パンフレット等による一般公募。

所在地 埼玉県川崎市大字鯨井字上郷
総戸数 71戸
竣工年月 昭和59年12月
募集から入居までの期間 2年0ヶ月
敷地面積 12,854.21m²
事業主体 住宅・都市整備公団関東支社
戸あたり平均費用 2,578.1万円

あじろぎ横町

京都地区のコープ住宅第1号。同住マンション仲間を中心にコーポラティブ方式による住宅づくり、街づくりを目指して勉強会、土地取得、グループ結成に主体的に取り組んだ。苦労した分素晴らしいコミュニティーが形成できた。

2年近い準備期間を要したにもかかわらず、事業実施にこぎつけたのは参加者の情熱以外にない。

計画内容の特徴

個性あるプラン。周辺との調和に配慮した外観。 家々が水でつながり、豊かな種類の草木のあるコモン。

住戸位置の決定方法

工場沿いの住宅は騒音が原因で容易に入居者が決まらず、配置変更、価格変更を試み、ようやく決定。

計画プロセスの特徴

参加者を集め、土地捜し、計画立案をユーザーが粘り強く推進。 公団グループ分譲タイプ。

参加者の募集方法

同住マンション仲間が核となり口コミやテレビ放送のバックもあってグループ結成。

所在地 京都府宇治市小幡西浦12
総戸数 17戸
竣工年月 昭和58年3月
募集から入居までの期間 1年3ヶ月
敷地面積 3,700 m²
事業主体 住宅・都市整備公団関西支社

コーポラティブ仲ノ町ハウス

等価交換方式によって実現した都心型コープ。名古屋は住宅事情がそれほど悪くないため、参加者集めに苦労した。1階~3階は旧地主所有の事務所になっている。

コープ住宅だと地主と他の区分所有者との間に良い隣人関係が生まれ、管理がスムーズにできるというメリットを地主が評価してくれた。管理組合員のコミュニケーションが良く、組合運営も積極的に行われた。

計画内容の特徴

エレベーターの停止位置を1・5階、3・5階など変則的に設けたことから、居住階に廊下面積が少なく、プライバシーが確保される。停止階の廊下は、公共歩廊ろ名づけ中庭的に使用する。

住戸位置の決定方法

建設組合結成後、住戸位置を決定する。希望の位置を出し合い重なったところをプレミアムをつけて決定する。

計画プロセスの特徴

共通部分、共用施設討議を選考し、個別問題は協同意識のめばえを持って着手した。駐車場設置で9割を越える希望があり、相当の時間を費やした。

参加者の募集方法

連空間設計が組織した「新しい住まいづくりの会」の会員を対象に募集した。 参加者募集に難航したため広告費に400万円ほどかかった。

所在地 名古屋市中区栄1
総戸数 17戸
竣工年月 昭和58年11月
募集から入居までの期間 1年8ヶ月
敷地面積 487.26 m²
用途地域 商業地域・準防火地域
事業主体 コーポラティブ仲ノ町ハウス建設組合

コーポラティブハウス城山

グループ分譲住宅制度のタイプ・。公団自身がコーディネーターとなって、建設用地を用意して、30人の入居者を募集してグループを結成させ、入居者の要望を聞きながら、設計、施工も公団が主体となってすすめた。

民間のコープと違い、企画、設計。工事を公団が行っている所に現実性があり、ユーザーが安心して参加できたこと。 ユーザーが数多くのユーザー会議に出席し、積極的に諸問題に取り組んだこと。

計画内容の特徴

ユーザー会議で住棟形式、共用部分の検討案を全員合意のもとで決定し、水回りや壁位置をもとに縦住戸の調整に数世帯ごとに合意形式の作業を行った。

住戸位置の決定方法

住戸形態、配置決定後、アンケートによって住戸タイプ3つのうち選ばせている。
同じタイプを希望するグループごとに選択のルールを決め、その住宅希望者が1人であれば、それで決定し、複数であれば再び選択のルールを決める。

計画プロセスの特徴

共通部分、共用施設討議を選考し、個別問題は協同意識のめばえを持って着手した。駐車場設置で9割を越える希望があり、相当の時間を費やした。

参加者の募集方法

参加者を募集する前にプロジェクトの説明会を2回開き、コープ方式に賛同するユーザーを募集した。

所在地 神奈川県藤沢市大庭字小糸
総戸数 30戸
竣工年月 昭和55年11月
募集から入居までの期間 2年2ヶ月
事業主体 住宅・都市整備公団関東支社

都住創徳井町

2年2ヶ月という長い時間を費やしたプロジェクト。

時間と予算の枠の中で、よりいいものを追求する組合員と各関係者の気概の結集。

計画内容の特徴

ソーラーシステムによる給油方式を採用。

計画プロセスの特徴

2度の土地入手の失敗の後、徳井町でプロジェクト成立。 全組合員が確定したのは土地の売買契約から3ヶ月後という苦しいスタート。

参加者の募集方法

未入居都住創会員に対してはがきで案内(2~3回)し、希望を募った。

所在地 大阪市東区徳井町1-38
総戸数 13戸
竣工年月 昭和57年12月
募集から入居までの期間 2年2ヶ月
事業主体 都住創徳井町プロジェクト建設組合

OHP No1

日頃仲のよかった建築家3人が、協同で自分たちの家を作ろうと思いたったのが始まり。クチコミで友人や自分の両親など3世帯を集め建設組合ができた。途中、土地問題や金をだまし取られたり、様々な苦労があったがその結果理想的なコニュニティーができた。

途中、自己資金をだまし取られるという悪夢のような事件があり、建設費の節約に最大の注意が向けられた。その結果、発注も分担発注にし、内装など自分でできるものは自分で行った。様々の困難にもめげずに参加者が文字通り自らの手で作り上げた住宅である。

計画内容の特徴

各戸フリープラン。コンクリート打ちの段階でも間取りが固まらず工事をやりながら各戸の内部設計を行った。

住戸位置の決定方法

位置による価格差をつけて決定。それでも決定できないときは、プレミアムをつけた。

所在地 東京都杉並区高井戸東3丁目28-10
総戸数 6戸
制限 容積率300%
竣工年月 昭和49年
事業主体 OHP No1建設組合

コーポラティブハウス柿生

企画者が、土地提供者である地主が土地処理問題で手放せないでいるのを知り、このプロジェクトを企画。
計画の概要がつかめた段階でサンケイ新聞でユーザーを募集した。途中オイルショック等によりトラブルがあり非常に建設困難であった。

オイルショックを契機に建設費が急騰し、予算額より80%超過した。そのためユーザー間に大きな混乱が生じ約3/1の脱退者が発生した。残ったユーザーは建設費上昇の原因は社会情勢であると納得し、また企画者(サンケイ新聞)の社会的信用度が高かったためにこの計画が存続し得たといえる。またユーザー間の団結も高まった。

計画内容の特徴

内装を中心とした個別設計だが、ボイドスラブの採用により間仕切り壁の変更が容易になっている。コストが高いため、ユーザー間に闘争が展開された。

住戸位置の決定方法

・住戸、規模別話し合いによる。
・徹底して話し合ったため、好評であった。

設計の自由度・範囲など

19タイプの標準間取りの中から選び、ユーザーが検討を加え変更を行っている。変更の制約条件は、水回り位置、構造体、パイプシャフトの位置、窓の位置等である。

所在地 川崎市多摩区上麻生字仲村329-1
敷地面積 11,529.94 m²
竣工年月 昭和50年8月
募集から入居までの期間 2年6ヶ月
事業主体 柿生コーポ建設組合

にしが丘テラスハウス

住み仲間とともに使う庭。
思い思いの家に住みながら、
ときには生活が溢れ、ときにはワイワイ。
ときには子どもを見守り、中から外へ、外から中へ。
つかず離れず、ほどよい距離感で。

計画予定地 東京都北区西が丘
入居予定時期 2017年3月頃予定
募集戸数 5戸
コーディネイト 株式会社象地域設計
問い合わせ先 株式会社象地域設計
TEL 03-3601-6841